株式会社笹野ピアノ調律所
調律
調律って必要なの?

ピアノの寿命は何年だか知っていますか?10年?50年?
実は半永久的に使える素晴らしい楽器なのです。
しかし乱暴に扱っては長生き出来るはずはありません…
ピアノだって人間と同じようにケガだって病気だってするのです。
みんなは頭やお腹が痛くなったら、病院へ行って治してもらえますがピアノは話す事が出来ないので
みんなが気をつけてあげなければなりません。
ピアノが病気にならないようにみんなが出来る事…
それは「優しく丁寧に扱ってあげる事」そして何より大切なのは「毎日弾いてあげる事」
みんなが弾く事でピアノはみんなから『元気』をわけてもらっています。
それでも季節の変わり目などはみんなが風邪を引きやすいように
ピアノも病気になりやすい時期です。
無理をし続けていると大手術になってしまうかも知れません。
ひどくなる前にピアノのお医者さん=調律師に診てもらう事が大切です。
よくお客様に調律してから1回も弾いていないから調律しなくて良いです…とおしゃるお客様がいらっしゃいますが、違うんです!!
逆に弾いていないとピアノがどんどん具合が悪くなってしまいます。
弾いても弾いていなくても1年に1、2回は調律師に任せピアノを元気にしてもらいましょう。
ピアノには沢山の鍵盤がついています。
だけど、鍵盤だけではピアノの音が出ません…
どこから音が出ているかというと弦という線から出ているのです。
弦は非常に純度の高い炭素鋼という材料から出来ていてミュージックワイヤーと呼ばれています。残念ながら皆さんがピアノ線と呼んでいるものは実際ピアノには使われていません。
皆さんのお家にあるピアノには高い音にいくほど細く短く、低い音にいくほど太く長い約20種類の弦を使っています。
高音部には1つの音を出すのに3本、低音部には2本、最低音部には1本の弦が張られています。
全部合わせると1台のピアノでは220~230本の弦になるのです。
弦は1本80~90kgの力で張ってあるからピアノ全体で18~20トンも負担がかかっています…
ピアノって力もちですね。
ピアノの中は人間でいうと「ひじ」や「ひざ」関節の役目をしている部品があって
木のとても小さな部品だってあるから定期的に調律師に診てもらわないとね☆
ピアノだってお家と同じで何十年も使っても使っていなくてもオーバーホールが必要になって来ます
親から子へ子から子へ・・・貴方が大切にしていたピアノも引き継がれ
思い出とともに大切な家族の一員になってくれるはず・・・
定期的な健康診断がピアノを長生きさせる秘訣です。
当社では調律とともにメンテナンスもかねて実施しています。
調律師の仕事
ピアノが綺麗な音で演奏される為に、アクションの動き、音程、音色を整調する大切な仕事もあります。